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キャットウェアのいろは

更新日:2022年5月27日


猫ちゃんがアレルギー疾患や皮膚病で体を掻き・舐め壊す・術後の傷を舐めてしまうという場合、従来はエリザベスカラーを首回りに装着して防ぐ方法が一般的でした。

しかし、最近では服を着せて防ぐという方法が広まりつつあります。

今回はそんな猫ちゃんのキャットウェアについて紹介します。

キャットウェアとは? 猫ちゃんがお洋服を着ている姿もなかなかに愛らしく素敵ですが、猫にとってはストレスに感じてしまうこともあります。 では一体どんな時にキャットウェアが必要になるのでしょうか?


手術後 腫瘍や臓器摘出などの大きな手術から不妊手術などの小さな手術まで、どんな手術でも手術の傷(術創)が残ります。 完全に傷がくっつくまでの数週間、できるだけ傷を触らないで欲しいのですが、やはりどうしても気になって舐めてしまいます。

そこで抜糸までの期間に傷を守るためにキャットウェアはオススメです。 皮膚の痒み 食物アレルギーや過敏性皮膚炎(アトピー様皮膚炎)では食事療法や投薬で痒みが良化することもありますが、基本的には完治はせず痒みがゼロというわけにはいきません。 そんな猫ちゃんが過剰に皮膚を舐めて舐め壊し、搔き壊しを予防するためにもキャットウェアはオススメです。 また、皮膚炎になってしまった部分に塗り薬をしても『塗った直後にすぐ舐め取ってしまう』という飼い主さんの悩みもよく耳にします。 塗り薬の効果が弱まってしまうばかりではなく、薬を舐めることで吐いてしまうこともあるので避けたいですね。 ストレスに弱い猫ちゃんの脱毛 ストレスが原因で過剰にグルーミングを行ってしまう心因性脱毛症という病気があります。この病気ではこれといって効果的な治療法がなく、直接皮膚を舐められないようにして舐め壊しを予防するしかありません。 エリザベスカラーではダメなの? エリザベスカラーがダメということではなく、舐めることを防ぐという点ではものすごく確実性はあります。 ですが、この方法だとうまくご飯が食べられなかったり、カラーがどこかに引っかかり首を痛めてしまったり、中には装着しているストレスで暴れてしまう猫ちゃんもいます。 カラーと比べるとやはりキャットウェアの方がストレスフリーな生活を送ることができますね。 キャットウェアの現在 今のところ動物病院では確実性を求めるところもあり、エリザベスカラーの装着がまだまだ主流です。

しかし猫ちゃんのQOLを考えるとキャットウェアの方が快適であることは間違いなく、徐々にキャットウェアが浸透しつつあります。

術後服として簡易的なキャットウェアは安価で多く出回っていますが、皮膚病の治療のことやその快適さまで考慮してまで作られているものはまだまだ少ないです。 そんな様々なキャットウェアの中でも『キャットプロテクションスーツ』は素材や機能性にこだわり、オススメの一品です。 アレルギー疾患など長い期間、皮膚病で苦しむ猫ちゃんでは必然的に着用時間が長くなるので少しでも快適に過ごすことのできるキャットウェアがいいですね。



 


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